社員インタビュー vol.01「お客様の日常の1店舗を考えられる楽しさ」

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社員インタビュー vol.01「お客様の日常の1店舗を考えられる楽しさ」
PROFILE
  • 伊藤 将希

    営業推進部 調布事務所(2021年京王電鉄㈱入社、2024年㈱京王SCクリエイション出向)

    伊藤 将希

    調布事務所が管轄する、仙川、調布、府中、南大沢、橋本の全5施設のリーシング(テナント誘致)を担当する。また、トリエ京王調布C館に隣接する、京王線調布駅地下化に伴い生まれた空間「てつみち」の運営を行ってきたほか、その後、調布市の道路となり、歩行者利便増進道路(通称:ほこみち)制度に指定された「てつみち」の整備計画を担当する。

つくり逃げできないからこそ、真剣に向き合える仕事

 

 

ー新しい「てつみち」づくりにおいて、伊藤さんはどういう役割をご担当されているんですか?

 

伊藤さん:関係各所と調整のうえ、どのような什器を置くと利用者にとってより過ごしやすい空間になるか、また、実際に運営をしていくうえでどのような懸念点が想定されるかなどについて、さまざまな想像を膨らませながら新たな「てつみち」の提案、計画を担当しています。以前は、子どもがチョークで地面に落書きができたり、ランチができたりと、老若男女問わず自由に過ごすことができる快適な空間づくりに努めていました。2023年に「てつみち」が調布市へと売却されましたが、「ほこみち制度」によって京王電鉄㈱が引き続き管理をしていますので、これまでみなさまに愛されてきた「てつみち」の魅力をよりブラッシュアップできるよう、日々協議をしています。

 

 

てつみち

 

 

ーハードづくりの経験はこれまでありましたか?

 

伊藤さん:大学でまちづくりを専攻していたので、その中で触れることもありました。

 

 

ーまちづくりができることが、就職活動で大切にされていたことだったのですか?

 

伊藤さん:そうですね、学んだことを活かし、まちづくりができる仕事がしたいと考えていました。当時、京王電鉄㈱のインターンシップで、下北沢の高架下にどのような施設を作るかというワークショップに参加した際、担当していただいた社員の方々のお話の中に「私たちは鉄道の会社なので、沿線に作った商業施設などから逃げることはできない。作り逃げできないからこそ責任を持って仕事に取り組んでいる」というお言葉があり、特に感銘を受けました。商業施設運営は、まちづくりの最前線であるため、一番近い距離でお客様の顔が見え、お客様の反応をダイレクトに受け取れる仕事です。そのため、少しでも目の前のお客様に喜んでもらえるよう、人一倍真摯に業務に取り組んでいます。

 

 

お店の強い思いを大切にしたい

 

 

ー「てつみち」以外にはどのようなお仕事をご担当されているのですか?

 

伊藤さん:調布事務所が管轄する、仙川、調布、府中、南大沢、橋本の全5施設におけるリーシング(テナント誘致)を担当しています。

 

 

ーリーシング業務をどのように感じますか?

 

伊藤さん:リーシング業務は企業の方に、お伺いするための電話をかけるところから始まります。電話に出ていただけないこともありますし、面談をお断りされることももちろんあります。やっとの思いでご出店の窓口の方にお会いできると、施設や区画の魅力などの情報をどのようにお伝えするか、先方がどのようなことを望まれているのか、こちらからどのような情報を提示すると興味を持っていただけるか、などを考えながらご提案します。その結果が、必ずしも出店につながるとは限りません。ここまで頑張れば、というゴールが見えない中での難しさは常々感じていますが、その一方で、直接お会いし、熱意を持って提案した区画への出店が決まった時は、非常に嬉しく達成感があります!日々、上司に教わりながら、学んだことを実践しています。

 

 

ーそんな難しいリーシング業務の中で、特にどういったことにやりがいを感じますか?

 

伊藤さん:普段お客さまに何気なく使っていただいている商業施設の1区画を決められることは楽しいと感じています。どんなお店があればお客様にもっと喜んでもらえるか、今この施設にはないこういうお店を入れたらどうなるか、などを考えられることにすごくやりがいを感じます。また、そのお店が実際にオープンし、行列ができているところを目の当たりにすると、とても感慨深い気持ちになります。

 

 

ーいつかもっとこんなお店と一緒に仕事をしてみたい!というのはありますか?

 

伊藤さん:その街や地域が好きだとか、お客さまを大切にしているとか、強い思いを持ったお店の方々としっかりお付き合いしていきたいです。個人的にはそういったお店が好きなので。もちろん賃貸業としての収益についても考慮しつつ、同時にお店のコンセプトも大切にしていきたいです。

 

 

施設も街も人も混ざり合って育っていきたい

 

 

ーこのチームで働く中で、ご自身の考えを実現させることに対するハードルを感じることはありますか?

 

伊藤さん:管理職との距離感がとても近いため、まず発言や起案に対するハードルはあまり感じません。自分なりに考えをまとめたうえで相談をすると、「こうした方がより良くなるのでは?」と、建設的な議論に発展するため、起案した内容が実現しやすいのではないかと思っています。それは管理職だけでなく、他のメンバーも同じです。できるできないは置いておいて、どんなことでも一度トライしてみる。そのうえで、できるためにどうするかを常に考えさせてもらっています。

 

 

ーSC(ショッピングセンター)と地元の関係において、ご自身の中で描きたい未来はありますか?

 

伊藤さん:ショッピングセンターは従前のような、モノを売るだけの場所ではなくなってきているということを、日々実感しています。そのため、地元の方々がフォーカスされた区画やフロアが、商業施設の中にあると面白いのではないかと考えています。出店者様だけではなく、もちろんお客様も含めて、色々な人が混ざり合って、施設がよりまちに根差した形で育っていくと嬉しいです。例えば、トリエに行けば、何かイベントが開催されている、もしくは開催できるだとか、このまちに住んでいれば楽しいことがあると感じていただける方々が増えていくことが、さらなる賑わいの創出につながればいいなと思います。今まで以上に、鉄道の駅周辺だけではなく、まち全体をもっと盛り上げていけるような施設を目指していきたいです。

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